波尾の選択 傑物たちの至言に触れて

名言を超えた至言。生を突き詰める傑物達。至言に触れて触発された想いを綴ります

小説

1968年

以前何度か書いた1969年に続き、 1968年を振り返る第一弾 1968年 1968年というのは、どういう年だったのか?あらゆることの頂点だったのか 卒業 [Blu-ray]

1969年(加筆ver.4)

1969年(加筆ver.4) https://www.namio-tetsu.dolphinkick.work/1969年加筆ver-4/(新しいタブで開く) 1969年(加筆ver.3) https://www.namio-tetsu.dolphinkick.work/1969年加筆ver-3/(新しいタブで開く) 1969年(加筆ver.2)https://www.namio-tetsu.dolphinkic…

1969年(加筆ver.3)

波尾哲のブログー1969年 1969年(加筆ver.2)https://www.namio-tetsu.dolphinkick.work/1969年加筆ver-2/(新しいタブで開く) 1969年(加筆ver.3) https://www.namio-tetsu.dolphinkick.work/1969年加筆ver-3/(新しいタブで開く) 浮雲 発売日: 2016/12/01 メデ…

1969年(加筆ver.2)

波尾哲のブログー1969年 1969年(加筆ver.2)https://www.namio-tetsu.dolphinkick.work/1969年加筆ver-2/(新しいタブで開く) 1969年の出来事 1969年の賞 1969年のランキング 1969年のtopics ★ちょうど50年前の1969年。 これからもつどつど、更新、修正してい…

1969年

波尾哲のブログー1969年 1969年の出来事 1969年の賞 1969年のランキング 1969年のtopics ★ちょうど50年前の1969年。 これからもつどつど、更新、修正していくブログです。 ディレクターズカット ウッドストック 愛と平和と音楽の3 日間 [Blu-ray] 出版社/メ…

傑物の至言-47 安部公房

日本では、あの作品の批評で、ラストが“希望のはじまり”と受けとるものがあった。しかし、そういう次元で割り切られたら困るんだなあ。もし、そんなふうに割り切れてしまうのなら、文学の世界、その存在理由が意味をもたなくなるじゃないか。小説はいらなく…

傑物の至言-46 中上健次

われわれ、例えば高速道路をつけようとしている、あるいは空港を設けようという、それは政治や経済のスローガンですよ。ところが、政治というか皆さん方は、高速道路をつけることが自己目的、目的化してしまう。あるいは空港をつけることが、目的である、本…

傑物の至言-37 カズオ・イシグロ

自分がどうして小説を書くようになったのかと振り返ってみると、自分にはない記憶を何とかして書き留めるということです。 ー想像力を羽ばたかせて書くのでしょうか それほど羽ばたかせませんね。私はかなり抑制の利いた作家です。 一揃いのテーマが先にあっ…

傑物の至言-36 古井由吉

長い歴史を見ていると、文学はどうも必要なもののようですよ。社会が行き詰まったときを境に、また文学への欲求が出てくると思う。文学の生命は、東西の歴史を見る限りかなり強い。その点で僕は楽観的です。 (中村真理子)=朝日新聞2019年2月6日掲載/最新…

傑物の至言-30 色川武大/阿佐田哲也

全勝を目指しちゃいけないんだ。 人生そんなに上手くゆくわけはないし、 全勝を目指す人は、 弱いところがあってね、 1敗しただけなのに 折れちゃうことがあるんだ。 人生、適当に負けることが大事さ。 アマチュアはね、次の目を丁か、半か、あれこれ思案し…

傑物の至言-26 芥川龍之介

我々の生活に必要な思想は三千年前に尽きたかもしれない。我々はただ古い薪に新しい炎を加えるだけであろう。 矜誇、愛慾、疑惑――あらゆる罪は三千年来、この三者から発してゐる。同時に又恐らくはあらゆる徳も。 物質的欲望を減ずることは必しも平和を齎《…

傑物の至言-17 澁澤龍彦

わたしは、もし生まれ変ることができるものならば、できるだけ下等な動物に生まれ変わりたいとつねづね考えている。進化の段階を逆に下降して、軟体動物や腔腸動物のような美しい単純性に回帰することが出来たら、どんなに幸福であろうかと思う。 ジャン・ジ…

傑物の至言-4 Raymond Chandler (レイモンド・チャンドラー)

The moment a man begins to talk about technique that’s proof that he is fresh out of ideas.技術(テクニック)について話し始めるってときは、そいつにアイデアが枯渇しているってことだ。『The Raymond Chandler Papers: Selected Letters and Nonfic…

傑物の至言-2 夏目漱石

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい (夏目漱石「草枕」) 夏目漱石の「草枕」冒頭の、あまりにも有名、あまりにも美しい文。 しかしながら、リズミカルにさらさら流れる言葉の連なりの中、生きること…

傑物の至言-1 橋本治

50年前の1969年は永遠に記憶され続ける年だった。