波尾の選択 傑物たちの至言に触れて

名言を超えた至言。生を突き詰める傑物達。至言に触れて触発された想いを綴ります

傑物の至言-15 John Belushi(ジョン・ベルーシ)

俺たちはそろそろ作られた進化はやめるべきだ。俺たち自身が楽しめてその役になりきれる。そんなことをやろうぜ、ダニー。俺はお前と一緒に何かやりたいんだ。何か最高にハッピーになれることを!

 ジョン・ベルーシ・インタビュー・ストーリー」(室矢憲治/Switch)より

 

 この言葉は、

1975年~『Saturday Night Live (サタデー・ナイト・ライブ)』全米NBCネットワークで毎週土曜の夜に生放送され幾つもの伝説を作り、その後のテレビ・ヴァラエティ番組、コメディに圧倒的な影響を及ぼした)でスーパースターになった絶頂期に言っている。

 

俺はこの言葉をいつも勝手に

 俺たちはそろそろ「無意味な」進化はやめるべきだ。俺たち自身が楽しめて「生きられる」。そんなことをやろうぜ、ダニー。俺はお前と一緒に何かやりたいんだ。何か最高にハッピーになれることを!

 って読み替えて味わった。

 

 

1978年映画『National Lampoon's Animal House(アニマル・ハウス)』

 

そして、何といっても

同1978年ダン・エイクロイド「バンド」ブルース・ブラザーズを結成。ファースト・アルバム『Briefcase Full of Blues(ブルースは絆)』全米1位獲得。

1980年映画『Blues Brothers(ブルース・ブラザーズ)』監督:John Landis(ジョン・ランディス)=1983年マイケルジャクソンのあの『Thriller(スリラー)』のPVを監督

あぁ、画面から飛び出る。ジョン・ベルーシ本人を感じることができる。

 

 

 

日本でも70年代くらいまではそうだった。

映画、テレビの画面サイズを飛び越えた才能がたくさんいた。

三船敏郎勝新太郎萩原健一松田優作、、、それは制作者がその様に作っていたから。

いまとの違いはそこにある。

役者、タレントのせいばかりじゃない。制作者の意識、環境が違いすぎる。

 

1982年 薬物過剰摂取のため、33歳で死去。

生き急いだ。

ちくしょー。

でもそれが彼の人生だった。

 

それでも映画『Blues Brothers(ブルース・ブラザーズ)』を見返すたび、彼は目の前に蘇ってくれる。

 

 

John Belushi(ジョン・ベルーシ)

俳優、コメディアン、ミュージシャン、ヴォーカリスト

1949/1/24-1982/3/5 (享年33歳)

 

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『けだし名言』

 

ただの名言、格言、金言じゃなく、本質に迫る言葉が『至言』。

ただの有名人、著名人じゃなく、怪物級、規格外の人物が『傑物』。

 

その『傑物』の『至言』が放たれた奥底に迫りたい。