波尾の選択 傑物たちの至言に触れて

名言を超えた至言。生を突き詰める傑物達。至言に触れて触発された想いを綴ります

傑物の至言-31 Nelson Mandela/ネルソン・マンデラ

奴隷制アパルトヘイトと同様に、貧困は自然のものではなく、人間から発生したものだ。

よって貧困は、人類の手で克服し、根絶できる。

(ネルソン・マンデラの発言より)

 

 全く、完全にその通りだ。

Nelson Mandelaが生涯を自身の存在を掛け訴え続けたにも関わらず、いまだに

 

「世界の富豪のトップ42の資産額の合計が、最も貧しい37億人の資産額の合計に匹敵していた」

 (ワシントンDCシンクタンクPolicy Studies」より)

といった類の数字がいけしゃあしゃあと報道される。

それを報じるメディアは、その42が一族郎党三代にわたっても使いきれないであろう金をどう使うべきか、という喚起すらせずに「羨ましい」と嘆息してみせるだけだ。42には属さないにしてもメディアに従事する人間は概ね平均年収より上回る額を手にしており、あわよくば42名とお近づきになりたい連中に牛耳られているからだ。

 あのぉ、世界の人口知ってますかぁ?

76億人からしいんですけど。ってことは世界の半分の人達の資産額を42が占めている・・・

 

 権力者、為政者、富裕層が本気で貧困をなくす気があればすぐに無くすことは出来る。

 心の「差別」が無くならなくても、「貧困」という条件は無くすことが出来る。

  しかし、誰かがそれを本気でやろうとすると「不都合」と感じる連中がいるらしい。

 

 長年各地でチャリティの行為が行われ、更なる呼びかけがされイベントやコンサートで莫大な募金が集まるのに貧困が無くならない。

 莫大な金額の募金はそれが必要な場所に届くまでに何千、何万分の一にまで小さくなってしまうらしい。

 

 

金が転がっていくうちに勝手にすり減るとでもいうのか?

 

まったくおかしな話だ。

 

「弱者ビジネス」で太る人間がいるらしい。

 

 

 

 生存する者すべてが「弱肉強食」だと開き直る。

 

じゃあ、人間に付与された言葉、知性は使わないってことだな!?

 

 

 

まったく人間てやつは、、

 

 

 

ネルソン・マンデラ 私自身との対話

ネルソン・マンデラ 私自身との対話

 

  

 

 

 

 

Nelson Mandela/ネルソン・マンデラ

1917/7/18-2013/12/5(享年95)

夜間で大学の通信課程に学ぶ。

アパルトヘイト運動の象徴的存在。

南アフリカ共和国で黒人初の弁護士事務所を開設。

逮捕され終身刑となるが27年間の投獄を経て釈放。

1993年、ノーベル平和賞受賞。

1994年、南アフリカ共和国史上初の全人種参加選挙で62.5%を獲得した党首として

8代大統領に就任。

 

 

信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学